アートは、劇場やホール、美術館から溢れ出てまちに影響を与えます。その影響力をまちづくりに活かす試みの一つが、豊岡の「深さを持った演劇のまちづくり」です。ただ単に人々が演劇を楽しむまちではなくて、演劇の創造の地であり、演劇が観光、教育、介護など様々な分野で役割を果たし、深く根づいているまちを創る試み。
豊岡では、城崎国際アートセンターが開設され、演劇と観光の両方を学ぶ芸術文化観光専門職大学も開校しました。平田オリザ氏は豊岡に移住し、劇団青年団も活動の本拠を豊岡に移しました。豊岡演劇祭も毎年秋に開催され、小中高等学校では演劇ワークショップの授業が行われています。
そのまちづくりの現状とアートの可能性についてお話します。
登壇者プロフィール
中貝宗治(なかがいむねはる)
1954年兵庫県豊岡市生まれ。豊岡市出身。京都大学法学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科経営学専攻前期課程修了。
兵庫県庁を経て、兵庫県議会議員(3期)、(旧)豊岡市長(1期)、(新)豊岡市長(4期)。2021年、市長退任後一般社団法人豊岡アートアクション理事長に就任。2022年から福知山公立大学客員教授。コウノトリ野生復帰事業を30年にわたり推進。インバウンドの促進・深さを持った演劇のまちづくり・ジェンダーギャップ解消にも注力。主な著書:「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」(集英社新書)。
札幌みらい塾2024 ACFアートサロン in カナモトホール
トークイベント 中貝宗治 深さを持った演劇のまちづくりの現在と未来
日時:2024年10月9日(水)開場/18:00 開演/18:30
会場:カナモトホール(市民ホール)2階会議室
入場料:一般/¥1,500 ACF会員・学生・V-net会員/¥1,000
お問合せ:ACF札幌芸術文化フォーラム http://www.sapporoacf.org/
ご予約:メール/sapporoacf@gmail.com 電話/090-3110-6575(有田)
主催:札幌芸術文化フォーラム/大和リース(株)
後援:さっぽろアートボランティア・ネットワーク(V-net)