Part-1「即興と社会 : 2010年代以降の坂本龍一」
大友良英が氏との交流を通じて見てきたものを語ります
Part-2「坂本龍一と札幌国際芸術祭(SIAF)」
SIAF2014で坂本龍一と協働したキュレーター飯田志保子と、SIAF2017のディレクター大友良英による対談です。
坂本はSIAFで何を目指していたのか、またそれを受けて大友が何をしようとしたのかなどをエピソードを交えて語ります。
坂本龍一(音楽家、SIAF2014ゲストディレクター)
1952年、東京都生まれ。78年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『Yellow Magic Orchestra』を結成。散開後も多方面で活躍。『戦場のメリークリスマス』(83年)の音楽では英国アカデミー賞、映画『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞、他を受賞。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、また「東北ユースオーケストラ」を立ち上げるなど音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動も行った。2013年山口情報芸術センター(YCAM)アーティスティックディレクター、2014年札幌国際芸術祭ゲストディレクターを務め、2018年piknic/ソウル、2021年M WOODS/北京、2023年 M WOODS/成都での大規模インスタレーション展示、また没後も最新のMR作品「KAGAMI」がニューヨーク、マンチェスター、ロンドン、他を巡回するなど、アート界への積極的な越境は今も続いている。2023年3月28日、71歳で死去。
▼登壇者プロフィール
大友良英(音楽家)
1959生まれ。映画やテレビの音楽を数多く作りつつ世界各地のノイズや即興の現場がホームの音楽家。美術と音楽の間のような作品から、一般参加のプロジェクトも多数。長年にわたりアジア各地の音楽によるネットワークづくりにも奔走。震災後は故郷の福島でも活動。2012年芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門受賞。2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞受賞。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。福島市を代表する夏祭り「わらじまつり」の改革も手がける。
飯田志保子(キュレーター)
東京オペラシティアートギャラリーのキュレーターを11年間務めた後、ブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館内研究機関の客員キュレーター、韓国でのフェローシップ・リサーチャーを経て、第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014のキュレーションを担う。2014年から2018年まで東京藝術大学准教授。アジア、豪州各地域、ミラノで共同企画展を実践。あいちトリエンナーレ2019及び国際芸術祭「あいち2022」チーフ・キュレーター。引き続き学芸統括として「あいち2025」に向けて鋭意準備中。SIAFコミッティメンバー(2015 -)
札幌みらい塾2023 ACFアートサロン in カナモトホール
『追悼 坂本龍一』
日時:2024年1月21日(日)開場 18:00 開演 18:30
登壇者:
大友良英(音楽家、SIAF2017ゲストディレクター)
飯田志保子(SIAF2014アソシエイトキュレーター、SIAFコミッティーメンバー)
PART-2 特別出演:上田文雄(ACF代表、前札幌市長)
モデレータ:カジタシノブ(ACFスタッフ)
会場:カナモトホール(札幌市民ホール)2階会議室 1-2
入場料:一般 ¥1,500 ACF会員、学生、V-net会員 ¥1,000
お問い合わせ・ご予約:
ACF札幌芸術・文化フォーラム
メール:sapporoacf@gmail.com 電話:090-3110-6575(有田)
主催:ACF札幌芸術・文化・フォーラム / 大和リース㈱
共催:札幌国際芸術祭実行委員会